いい映画シリーズ(?)「ビューティフルマインド」100人に一人が発症する病とは。

はい!今日はグッドミュージックではなく グッドムービーのご紹介。

ビューティフル・マインド

2001年製作/136分/アメリカ

解説

天才数学者ナッシュは、周囲に変人扱いされながら研究に没頭、やがて精神状態に異常をきたすようになり、病との闘いが始まる。ゲーム理論の基礎を築いたノーベル賞数学者ジョン・ナッシュの伝記小説を、オスカー俳優ラッセル・クロウを主演に「アポロ13」のロン・ハワード監督が映画化。

映画「ビューティフルマインド」画像

この映画を見て感じる事「ビューティフルマインド」

20年くらい前の名作です。観たことなかったのでアマゾンプライムビデオ(会員はただで見れます)で観てみました。

まず評価ですが(偉そう)ボクが見た映画でトップレベルのいい映画でした★
この映画は冒頭の解説の通り「心の病・統合失調症」になった本人とそれと向き合う女性との日々を描いたもの。あまり言うとネタバレになるのですが、是非見てみてほしい・感動ものです★

はて、ボクはなぜこんなに共感したのかというと、ボク自信もうネタにできるまでになりましたが、この主演ラッセル・クロウと全く同じ経験をしたから、、なんですね。
とても酷似している行動なので苦笑いしてしまうほど。
それこそ警察に四肢をつかまれて暴れて「助けてくれ~!」と大声まき散らし、署内の檻の中にも何度か入った(犯罪したわけじゃないですよ)。
何かに追われるように 酒をたらふく飲んだ状態で車で警察署まで行き助けを求めたり、、(飲酒運転が証明できなかったので許してくれましたけどね、、)
その経緯は両親にあったのですが、ボク自信が心が弱かったのかもしれない。 今でこそ、こうした内容をネタにできるまでにはなったんですがね。でも月一でお薬貰いにいってますよ。一日1錠だけですが。あと眠剤か・・
こういう病気はでは、元々持っている気質なのか、全世界どこの国にも同じ割合‥そう、100分の一の人間が統合失調症もしくはなった事があるのだそうです。

この映画はそれと向き合おうとする奥さんの苦悩も描いていますが、ボクは知っている人はとっくに知っていますが、
アル中の父は大学生にひかれて死に、今は重度の統合失調症の母を看ながらの生活で‥その環境の変化に心が、、最初は踏ん張って頑張って、なんとか「自分の考え・意欲を伝えようとした」 でも、、心がやられてしまった。

そもそも「自分の考え・意欲を伝えようとした」という事自体が無理なんですよ。 結果ボク自信が統合失調症になってしまった。6~7年前くらいか、いきなり意味不明な投稿をしたのを最後にFBからも突如姿を消した時期を知っている古株さんもいますね 笑

 

ボクはとても極端な人間なので、いざその病気になったときはかなり、、行動的だったと思います。
この映画の主人公のように。

うちの母も当時は躁鬱(そううつ)でいう躁=行動的で攻撃的な方でした。
しかし僕と共通して言えるのは

「他人を傷つける側ではない」部類だったんです。これは救いですね。
そして、きっとここがその人の持つ本質的な部分なのかもしれません。

よくニュースで精神疾患の人間が妄想や幻聴に取りつかれ他人を傷つけたり殺してしまう、、こんな事件が多々ありますね。

全くそういう病気を理解してない人は・・
「なんでも病気のせいにするな」

「社会に出してはならない人間」

「死刑でいいでしょ」

など好き勝手書いてますね 苦笑

でも不思議とボクも、統合失調症の病状の中の 妄想や幻覚は理解できますが、他人を殺傷しようとするのは、結局自分可愛さで他人様を傷つけてしまう側。。。の人間なのではないかな、、と。

ボクは(母もですが)それはなかった。ボクはむしろ何かから逃げて逃げて、自死しようと考えた結果、、 でも兄が登場して精神病院に連れていかれて 段々と 「あれ?変だな・・・なんで誰も俺を殺しに来ないんだろう。。おかしいな」
「あ。。おれももしかして統合失調になってしまったのかな」

という心境の変化が生まれて 薬を飲み続けるうちによくなっていった。ではなぜ、母は25年もの間この病気が治らないのかは、「病識がないから」なんです。  病識とは{自分がその病気であると認識すること}ですので、自分から病院に行ったり 行かされたり、先生の言葉を理解し出したり 薬を飲むことができるようになる。 ある意味、病を治すための基礎的な前提かもしれません。

家族、父はそれから逃げてばかりでむしろそんな自分が可哀そう、、って人間だったので・・・、ボクと兄は、結構色々なところに相談して 母に病気を理解してもらう・病院に連れて行こうとしましたが‥叶わなかった。
ところで父は、家の中では、母には、そして我々子供にとっても最低な男でした。自分が可哀そうな僕ちゃん。でも近所やタクシーの女運転手などにはコロっと態度を豹変させていた。 なんだよ、外面はこんな態度もできんのか。本来、その逆がかっこいい、、とボクは思うんですがね・・。彼は結局自分は「被害者」のままこの世を去ってしまったわけです。

で、結果 兄は「運び屋に頼んで強制的に入院させろ」と言い出す。
ボクはそれは許しませんでした。
それをするなら俺が今まで通り ちゃんと視てあげるからそれはやめよう、、と。おそらくそれをやったら母親は逆に崩壊してしまう気がしました。

「ん~‥お前がつらくないならいいよ別にそれで?お前の事考えて言ってやってるのに・・。」

もう70歳近い母にとって、どういう結果が幸せなのか、、その当時からそう考えるようになりました。
20年近く培ってしまった「精神的な妄想・幻聴の生活」を強制的に数十錠の薬を毎日飲んで 生活を監視され規制され続けるのか、
自分の一番落ち着く好きな我が家で、ダイスキなお菓子や食事をして、笑顔の多い日常のまま、、この世を去るのか。
ボクは天秤にかけたんです。
ボクの母に対する、この病気に対する理解は、自分があのようになってしまい更に深まった。

自分の成長と共に、きっと母親も薬なしでもよくなってくれる。そっちを取ったのです。

今現在、母は当時に比べたら、、ですがとても穏やか、、な気がする。もしかしたら、そうではなく、ボクの耐性が強くなって鈍感になってしまっただけかもしれませんが 笑
それは ○○電力や役所やらのお堅い系の人らが 母と会話(電話)すると、すぐにボクに変わって 泣きそうな声で「お母様とは会話になりませんでしたぁ・・」となるので 笑
この映画の話に戻すと、こういう病気が実際にある。という理解にもつながり、

ここが大切なんですが「いざ自分がこの病気になったとき」もしくは似たようにパニック障害だったり対人恐怖・躁鬱病など心の病になったときに、自分が病気だと認めて受け入れられる・・・受け入れられないと周り=家族や大切なひと にもきつく当たってしまい下手をすると理解を得られないまま 見限られたり放置されて、負の連鎖が続いてしまう。
これは最悪の結果になりかねません。

以前 女友達の子が「高校の頃の友人が頭が変になって、その両親は普通に”いい人”で、私とも普通に気が合うし話せるんだけどね。だからその子頭おかしいから、一人暮らしさせて一人で生きろって放置してるんだって」

ボクはこう答えました 「○○ちゃんが何をもって”いい人”と思っているのかはさておき、俺にはその両親がただの無知で経験足らずなクソヤロウにしか聞こえないな 笑」
言うまでもなく その子は非常に面白くなさそうな態度になってましたが。苦笑

 

ダーウィンの進化論を、ボクはそういう人から相談を受けたら必ず言います(類は友を呼ぶ?不思議とそういう人との接点や相談が多いんですボクは)。  それは、ここでも何度か言ってますし、これを言うと その病になり苦しんでいる人は救われる想いになるから。

「人類が滅亡の危機的変化に陥ったときに、生き残れる人間は 頭がいい・体が強いなどの人間ではない。 唯一その環境に適応して生き残れる人間は100分の一の人間 すなわち統合失調症のような精神疾患を持つ人間だ」(多少文章違いますがこういうことです)

この病気と本人が、そして取り巻きが ちゃんと理解して受け入れることができたら、周りが思っているような、あまりに単純で世間知らずな思想「あいつは変態 変わっている人 付き合っちゃいけない人間 頭おかしいから」 という恥ずかしい偏見はなくなるでしょう。しかし実際はなくならないのが現実ですけどね 笑

せめて家族や大事な人が、、ほんの一人でもいい、理解してあげる人がいたら人生そのものが大きく変わり出します。

愛とはなんだろうって、、FBでも書いたんですが、きっとこの映画のような事が 男女の本当の愛 なのかもなあ、、なんてしみじみ見てしまいましたとさ  笑

この度もご視聴誠にありがとうございました♪

GRIM Works : 中村裕也

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