クリスマスツリーなんて、、、 人生初かも。~時間を奪われると考えない編~

はい、妙なタイトルですね。
クリスマスと時間を奪われない・・?って思った方にまずは、

このお話は精神的な病、統合失調症のお話でもありますので、
まあクリスマス万歳~!的なお話ではないかもです 笑

はい、お友達の皆さんは、僕はそういうイベント的な行事に全く縁がない、
興味ないということはご存知の人が多いんですが、

今年、12月22日でしたか、
いつもの様に買い出し(パシリ)ウォーキングに行こうとしたら突然母が、

「あのさぁ、まだ・クリスマスツリー売ってる?」

おいら「・・・・・。  ?」
「へ? なんでまた?」

母「なんかさ~クリスマスなんだねそろそろ。」

おいら「うん。。  ?」
母「買ってきてよ。」
おいら「なんでまた!?笑 まあ、、、、(困る)ホームセンターに行って、、
まだ、売っていたら、、買って  くる???」
母「うんうん!」
おいら「・・・。」

 

いつもの川沿いを歩きながら、考えていました。
そうか、と。 ここまで来たのか、と。

 

なんのこっちゃわからないと思うのですが、
いま僕は母と二人暮らしなんですね。

どのくらい前だったか、、もう6年とかになると思いますが、

当時生きていた父、、
がアル中ダメダメ人間で50代後半から全く働かなくなり(そのずいぶん前に自己破産してます)・
アル中真っ最中、当時僕と同じく東京にいた 頭良し男君の兄の指令で両親を見る、監察する役目を
任され(?)長年の自由な一人暮らしをやめざるを得ない状況になったわけです。

長男である兄が本来は、、という意見が大多数なんですが、

兄=大手町勤めのエリート
おいら=自由気ままな?自営業

この天秤を勝手にかけてですね。、。(@@;)

なので 茨城(安いし、都内に行くにも利便性もある)に築40年越えの家を買って(あ、お金の大半は兄が払いました)、
、、父母(なので、それまでは父はおばあちゃま宅や当時勤めていた会社に寝泊まり・母は知り合いのじいさんのところの部屋に居座る、、という実家というのが存在しない状態でして、、)
そして、、僕での生活が始まったんですねえ。。。(==;)

恐怖でした。はい。 笑

さて何で恐怖かといいますと、父は説明の通り 家族なんて全く興味なし 自分自分 ボクちゃんかわいそうって感じの6人兄弟の末っ子ボクちゃんでして、

母は、僕が20の頃までは最強の遊び人 その後とあることが引き金で、

統合失調症

になったんです。
統合失調症はご存知ない方はあまりいないと思いますが、昔の言葉でいう「精神疾患・精神分裂病」ですね。

しかも厄介なのは、自分が病気と思っていない、認識(これを病識といいます)していないのです。
なのでどんなに どんなに・・・・説明しても 、
「何言っんての?また警視庁に頼まれてる~~(意味不明)!誰が付いてんだてめえの裏には!!!あんたらが病気で私を病気にしようとしてるんだろ!!(# ゚Д゚)!!ゴラァ」
といった具合で、病院にも行かない=治療を受けられない。
市にも相談してもだめ。重度の統合失調症を治す手立てはありませんでした。

父母最高潮の時は、、ここで書くのは不可能なくらいのさまざまなことがありました。
近所と仲良くないのは当然のこと(まあ今も挨拶する程度で仲良くしたいとは一切思いませんが)、お巡りさんや消防が来るのは当たり前の日々、、、
ある日は、母と父の言い争うのを仲裁したら、母が包丁を持ち出しました。
・・・・。刺してみたら!?。。。母に刺されて死ぬなら仕方ない、、  と言い目を閉じました。
凄い声を上げたので目を開けたら その包丁を床に投げたんですが、僕の右足に当たりそうになり とっさによけました 笑

僕もまあ参ってました。そんな家で、毎日部屋で仕事をし生活してるわけです。

先ほどの、、長男はおかしな天秤をかけたんですね。
自分は会社に行っている間は家にいなくていいのだから、むしろあんたがここで両親を見てくれ!せめて一緒にくらしてくれ!って話なんですが(-v-)

仕事以外に人生経験の少ないのもあり、とてもそれに耐えられない部分があるのと、
一番の理由はそんな両親を人間だと思っていないからなんです。

じゃあなに人なんだ?ってよく半分ふざけて問いましたが返事はないでした。

確かに、、その時まで、兄は両親にせがまれる度に、金銭(生活費などなど)を渡していました。
数百万,,,,後半の額、、。   ここは兄をフォローします。
なので精神的な方面はお前の仕事だと、、。

おいおい(@@;)そんなの、じゃあおいらが逆にバイトしてでも仕送り入れるから変わってくれる?ッと言っても勿論スルー(笑)

ある日、そんな父は酔って帰っている最中に家のすぐそばの国道で大学生の車にはねられて、、
そう、あの日は、、、4~5年前?の12月17日 近くにある大きな病院をスルーして
有名な千葉県の北総病院に、、運ばれました。

日本医科大学千葉北総病院・・消防士の友人がいたので名前はよく聞いていましたので、
夜に警察が来て、そこに運ばれたと聞いたときには、 。。あ、だめだな、、、
と感じました。
いまだから言えますが、
実はその時僕は仕事を終えてお酒も呑んでいました。
パニック気味に 北総病院の場所わからないので、乗せて(パトカーに)いってくれませんか?と言いました
すると、、

そういう業務は、、できないんですが、、我々が巡回でその方面に行くのを、、
後ろからついてくる、、のは大丈夫かもしれません、、、
おそらく少しお酒呑んでいるのを、、きっとわかっていたと、、思います。。。

車で向かいながら、「これは、覚悟したほうがいいからね?」

母はそれを言っても笑って かすり傷でしょう♬ と後ろの席で全く関係ない意味不明な独り言を言っていました。

父が脳死と判断されて、人口呼吸器を外して死亡確認をしたのが12月25日 クリスマスです。

話は戻りますが、、
ホームセンターには案の定クリスマスツリーが見当たらず(もう正月のものばかり)店員さんに聞いたら、70~80センチくらいですか、、一個だけお客さん用の現品(出来上がって店頭に飾ってある)なら値引きしてくれる、、とのことで、袋に入らないので、、、ほかの買い物袋片手にそのまま持って帰ったのです。

これが、、中村家で初めて買った、最初で最後のクリスマスツリーです★

母は喜んでくれて一言「なんかさ、お父さん思い出すね。」

「は?・・・・・・あ~、、、なるほど。そうね・・」

先ほどの、、川を歩きながら考えていたのは、そのあとの我が家のごちゃごちゃ過去話ではなくてですね。。。

ついにここまで来たんだな、、って考えていたんです。

母は友達からも夫からも長男や母方の親戚(自分の母や兄)にも見捨てられて、僕だけが母をみてきましたが、、
僕も当時は自分も精神病になって、病院通い(僕は自分が病気だと気が付いたので)になったり、
さんざんで  あのころは

「なんでおればっかりこんな生活を、、何で兄は、、なんで父は なんでなんで。。」
と考えるばかり、、、
そう、自分のことばかり考えていたのかもしれません。

統合失調症(と診断されました)に己がなってしまい、1年近く(だったと思う)仕事もPCすらできない状態で・・色々なことがあり、絶望しそして色々なことを考えてました。
そして自分を変えようと何冊も本を読んで過ごしたんです。
自己啓発だったり希望に向かうような本 また読みなおす7つの習慣 アドラー、、ある日ふと、以前同業の年配の人と呑んでいて、僕が母のことで愚痴を言っていたら

「でもさ、中村さんがそんなこと言ったらさ、お母さんほんとに独りぼっちになっちゃうじゃない。」
という言葉を思い出しました。

・・・・そうだった。

そして、自分の時間を奪われる、、という考えではなく、、
与えることこそ幸せな選択なんだ、、とようやく気が付いたんですね(おそいか)

徐々にですが、そういう練習?を始めます。
もっと現実的な本はないかと、、
そこで出会ったのが、、
こちらの本です{はい、この投稿で、ここまで辿り着くのに結構かかったな(@@;)笑}

活字だらけの難しい言い回しの本より、素直にす~と入ってきて、
自分も含めて、とても、、なんでしょ、心から理解したなあ、、というか。
もっともっと優しくならないといけないなあ。。。と
泣きませんが、心で泣きました。

ここまで来たんだな、、っていうのは、
そのころから次第に、ゆっくりでしたが、

母のまるで他人から見たら、、変な人、ま キチガイ みたいな人格が 笑顔が増えて言って、今もおかしなことばかり言いますが、
かなり普通の感情・・そうですね、、本来の優しい人格が芽生えてきて、
家から一歩も出ませんが、家で自分の生活を楽しんでいる。
こんな、ツリーなんて買うなんて、、想像すらできなかったんです★

もし同じような境遇の方がいたら(いますねたくさん)
こう考えてほしいんですね。

自分の時間を奪われているとか考えるなら、
いや! なんて自分の成長のためになっている期間なんだろう。なかなか味わえないぞこりゃ!笑
忍耐力も包容力も付くし、いい運動にもなる。自分磨きの修行。

まあ、相手は強敵ですが、、

そして、どんなんであっても一番大切なのは血のつながり、、
やさしさで返せば、やさしさで帰ってくる。
必ず変化するのだと。

最後に、、

1/100(百分の一)

という言葉。
統合失調症 すなわち精神分裂病のひとが、全世界各国同じ、、 にいる人数の割合です。
そしてダーウィンが唱えて、現在の進化論の研究の結果でこういわれています。

「人類が滅亡の危機に瀕したときに生き残れる者は、強いとか頭がいい・などではない。
人類が進化するのに必要な人種・困難に対して適応できうる人種は...統合失調症の人間なのだ、、と。」

(確かこんな感じ)

 

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