夢の国 アメリカ American dream
はい、今日は久々日記的なブログです。
以前に「タイ」に仕事で、一人で行った(手を組んだ大阪の社長らと現地集合)話をしました☆
実にその数か月前に、人生で初めて行ったことになる「海外」に行っていたんです。
その国は「アメリカ合衆国」はい、夢の国アメリカAmerican dreamが今回のタイトルですね☆
行った場所は、上の地図でわかる通り、カリフォルニア州・ロサンゼルス(LA)でした♪
ボクはガキンチョの頃から音楽やファッションやサブカルチャーは、欧米の文化が好きだったので、
ロスなんてまさに絶好の場所☆
そのお誘いは、当時国内外の百貨店参入ブランドさんのOEM(他社ブランド生産)の仕事のほかに
自分で各地に営業に行って、取引関係にあった国内の数点の路面店(シルバージュエリーの個人ショップ)、
その中の一つのお店から 海外に買い付け行くんだけど、ナカムラさん 一緒に行かない?っていう話から始まりました。
飛行機は子供の頃国内便に乗ったくらいで、海外に行ったことなかったので、是非!と即答したものです☆
パスポートを取って準備も完了。
メンバーは路面店(1号店)の女性オーナー(64歳くらいのおばさま)と その部下の男の子
2号店の店長の男の子とその部下の男の子。
そしてその2店舗の修理やオーダー品を外注でうけているおいら、、
合計5人ですね☆
当時のおいらは28歳前くらいだったかなあ、オーナー以外は 年は近いけど年下の男の子たち。
まだその時は付き合い始めだったので、おいらは完全にアウェーな立場でしたが、
アメリカに行きたいっていうのもあって、さほど気になりませんでした★
乗る前に気が付いたんですが、おいらはど~も飛行機が苦手になっていた(@@;)
10時間ちょっとのフライトはまさに恐怖だったのを覚えています。。。
その4人がビジネス中(今回のロスの旅)はお酒を呑まない!というオーナーの意味不明な教えに皆が従順で
飛行機の中でも呑まないので、おいらもガマンしていたので、余計に恐怖だったのです 苦笑
一睡もできずについたロスの空港・あの陽気と初めて目に入った異世界には、疲れが吹っ飛びました。
で、ツアーとかで行ったわけではないので、現地でタクシーを捕まえて、ダウンタウン(ロスの中心街・ビジネス街)に向かいます。
その時に気が付いたんですが、その人たち、、何度もアメリカに行ってるんですが、誰もまともに英語を話せない、、、(@@;)
そんなもんなのね、、という感じでしたが、それはそれでうけました。
2号店店長「中村さん!はい!心とゼスチャーで会話するんで僕らは!がははは」
余り高そうでも安そうでもないホテルに行くと、プールがあって、プールサイドバーになっている。外でお酒が呑めるように机といすがある。
これは、、、
夜のお楽しみだな、、と一人で浮かれました。
3泊だったか、、日程はあちらさんはぎゅうぎゅうに詰めている。
でも言っても、メインは買い付けなんです。
ロスからビバリーヒルズの方にタクシーで行って、現地のクロムハーツやロイヤルオーダーやBWLといった
当時日本のシルバーブームの火付け役のブランドを買いあさり(ってほどの量ではなかったですが)日本で売るんですね。
もちろん途中観光地のハリウッドなどに寄ったり。
一日目はタクシ―を拾うところから始まりました。
映画で見るような黄色いシボレーのタクシーのおっさんでした。
後部座席にその4人が座り、
おいらは自然と助手席です。
ドアを開けると、座席の上には そのおっさんがひまな時にでも見るのか、雑誌が4~5冊置かれていました。
おいらはそれをどかしてくれるのを待っていたんですが、
彼は「Sit down please」的な.まあ、早く座ってくれと、、
おいらは道中 非常に座り心地の悪い、雑誌の上に座って、、、いざハイウェイ(フリーウェイ)へ。。。
そして更に驚くことは そのおっさんの運転。まるでカーチェイスでもしているかのような、何キロ出てるんだ!という荒い運転。
{ひええええ、、、これ飛行機よりおっかないぞ!}
さすがの後部の4人が
「な、ナカムラさん!シートベルト!したほうがいい!」
と叫び、慌ててシートベルトをして40分ほど、、、
無事ビバリーヒルズに到着。その時のおいらはだいぶ疲れ切っていました。
そこではロイヤルオーダーというお店でのお買い物らしく、現地の日本人スタッフがいたので、
その人と話たり、
(その夜はその男の人(同じ歳くらい)がホテルに車で迎えに来てくれて(ロスの夜は出歩いたらまずい)皆でピザを食べたのを思い出します。)
その足で我々5人はハリウッドに観光に行きました。
これがかあ、、、と感動していましたが、前からまさにアメリカンファットな黒人と おそらく母親が目の前に来ました。
なんだろう?と見ていたら そのおデブな黒人息子がラップを歌い出しました。
なはは、面白い国だ、、と見ていたら、ほかの4人は他の方を見ている。
ファットな息子は歌い終えると、透明なケースに入っているCDを売りつけようとしてきました。
なるほど、、そういうことか、、。
断ると、すさまじい形相で怒っていました。。。なんて国だ。
夜はお楽しみの一人でプールサイドバーで呑む!
部屋はおばさんオーナ・2号店店長と1号店店員男の子・そしておいらとダメ2号店店員男の子 の3部屋です。
みんな頑なにお酒はビジネス中は呑まない、、と言い張っているのでおいらは一人で行こうと決めていましたら、
そのダメ店員君が
「僕も呑みませんが 一緒に行きますよ!」と言いました。
そうか、、と一緒に行って、BEERを呑んでいたら、
「おいしいですか?」と意味深なことを聞くので、
「この雰囲気で呑むビールは最高ですよ!」と答えました。
黙っているので、、、
「呑みますか?」と尋ねたら、
「いやあ、仕事中なので(どこがどう仕事中なのか相変わらず意味不明でしたが)・・あと、僕あまりお金持ってきてないんです・・」
というので、
「なんだ、 じゃあごちそうしますよ!乾杯しましょう!大丈夫ですよ、別に呑んでも怒られませんよ=」といったら
即「じゃあ頂きます!」と返答してました。
3~4杯は一気に飲み干していた覚えがあります(どんだけガマンしてたんだか)
気分があがってきたらしく 「中村さん 僕は、じつは英語勉強しているんです!」
というので、じゃあ、こっちに歩いてくるあの子(白人の若い女性)に何か話しかけてみてくださいよ、ってジョークで言ったら、
本気で話しかけて、「hey! 何しているの的な英語のはず」
すると すごい怖い顔で怒られてました。笑
笑いをこらえて、今、あの子なんて答えてたんですか?って聞くと ひきつりながら
「あ、、ああ、楽しく呑んでいるって言ってました・」
嘘つけ~・・チャイニーズどーのこーの言われてたじゃんか、、と笑いをこらえました。
そういえば、一人でバーカウンターでお酒買うのに並んでいたら、
目の前には同じ年位?の白人現地人がいて、その友達と思われる男が話寄ってきて 自然に、まさに自然とおいらの前に割り込むかたちになりました。
まあ、気にせずに楽しそうに会話している二人を眺めていたら、
割り込んだ男がふと後ろを見ました。目が合ったんですが、僕はふっと笑顔の後 目を逸らしました。
片方のもともといた男は、自分のBEERを頼んで離れていきます。
そして割り込みになった男は2個のBEERを注文していました。
それを見ていると、なんと2個のうち一つは僕にくれるものだったんですね。
割り込んでごめんね(的な英語)を言い、渡してきました。
あ~。。これも日本にはない感じだなあ、、と思いました。
次の日は その後・手を組むことになる大阪の社長(タイに行った人)の部下の現地スタッフの派手な女の子(日本人)が車で案内してくれたので、
タクシーには乗らずに済みました。
現地の人は一番上の写真のように、変に背の高い木がある貧民街には絶対に足を踏み入れてはいけない、、といいます。そしてロスの夜の地下鉄に日本人が乗るのは非常に危険だと。
その日はマリブ海近郊のBWLというシルバーブランドのデザイナーに会って、工房もお邪魔して、現地の職人と身振り手振り会話したり、この業界にいる自分にとっては、
有意義な日でした。
そして夜、あらかたこっちでの用事を終わらせてほっとしている 取引先の4人は
ロスにあるユニバーサルスタジオに行く計画を実行します。
でももう夜でした。
心が緩んでいたのか、地下鉄で行くと言います。
あれ、まずいんじゃないのか?と思いましたが、彼らはいい服装で行かなきゃ大丈夫だと。
なのでみんなラフで金を持ってなさそうな服装に着替えて(みんな実際持ってないんですが)いざ、未曾有のロスの夜の地下鉄へ。。。
昼間のまさにビジネス街の活気あふれる雰囲気とは打って変わり、
ホームレスが寝っ転がり、怪しい輩がちらほら、、
おいおい、これまずいんじゃないのか、、と思いました。
地下鉄入口は思ったよりホテルから近くにあって、下りて行きます。
薄暗く 誰もいない改札。
駅員もいない。
切符買うにもお金を払うところがない。
おばちゃんオーナー「これ?お金ってはらわないんだっけ?」
2号店店長「いらないんじゃないっすか~?」
1号店店員「いいですよ!乗っちゃいましょう ただで!」
2号店ダメダメ店員男の子「ははは・大丈夫ですきっと。」
おいら「・・・。」
ロスの夜の地下鉄はまさに、映画のワンシーンさながら、乗った瞬間に日本のそれとはまったく違う、
危ない空気が漂っていました(@@;)
丁度相席4人の空いている席を発見した取引先メンバーは僕に気遣いながらもその席へ。
おいらはつり革につかまって立つことに。
目に飛び込んできたのは、席に座って、買い物ビニール袋を持って、1点を見つめて鼻歌をぼそぼそ歌っている不健康そうな白人女性。
周りはごろつき風な輩たち。
基本 車社会のロスで、地下鉄に乗っているのは貧困層だそうで、明らかにそんな雰囲気でした。
ただただ現地に着くのを待っていたら、
目の前にアジアン系現地人と思われる若者が、おいらの目の前にきました。
こっちを見て、ラップを歌い出しました♪
{またかい!!}
そして金をよこせと手を出してきました。
おいおい(@@;)と、
まずは4人席で座っている取引先のほうにヘルプで目をやると、、、
さっきまで笑顔で会話していたその4人は、
全員寝たふりをしていました。
(@@;){うそつけえ!さっきまで楽しそうに話してたじゃんか!}。。と思いつつ、
そのラッパーボーイに、、
「の、、、ノー サンキュ~・・・」と言いました。
すると、気に入らなかったようで、
ファッキン ジャップ or コリアン ど~~のこ==の!!」
と、まあ、日本人か韓国人に見えたのか、すさまじい勢いで怒鳴り出しました。
(@@)あああ、、まずいな、、また4人に目をやると、全員必死に目を閉じています。
(@@;)おいおい、
これはっと、周りを見ても別に気にしていない様子。
危険だこれは、、と困って、色いろと頭で考えていたら、
その近くにさっきからいる、サイクリング自転車を持ち込んで乗っていた、少し普通の(?)感じのジェントルマンが
そのラッパーボーイの方をたたき、ポケットから小銭を取り出してそいつに渡しました。
ボーイは受け取って その場からいなくなりました。
・・・これまた日本ではお目にかかれない光景だな、、、とその紳士にお礼を言うと、
「take care (気をつけて)」 と言い下りて行きました。
(@@)かっこいいなあ。。。と感謝しつつ、眠るこけている4人を見たら、
もう起きていました(--;)
結局ユニバーサルはやっておらず、近くにあるハードロックカフェへ。
遠慮なくBEERを呑みましたとさ。
その間も色々面白い経験もありましたが、
結局そのおかげもあり、
数か月後に たまたま手を組み、タイに現地集合になった話も
一人で成田からタイに飛ぶことができました、、が、
やはり飛行機は苦手で、
その後は、
旅行なども含めて海外には行っていません(-v-)
結局数年後にそのお店2店は仲良く閉店となりました。
おいらも色々客観的アドバイスをしたのですが、
なにせ独自な考えのあるお人達でしたので、聞き入れてもらえなかった。
まあ、そのアドバイス通りにやっていたら続いていたかは、、
また違う未来なので解りませんが、、、、
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